地域ブランド戦略を体感!(実地研修)(第7回)

みのり@食業塾

2010年11月05日 19:31

こんにちは。みのり@食業塾です。

11月4日は実地研修の日。
行政が主導で商品開発を行い、地域を盛り上げている佐賀県武雄市の取り組みを学ぶため
武雄市を目指しました。
快晴の日で絶好の視察日和

…でも途中、高速道路の渋滞に巻き込まれたため、時間が押してしまい
佐賀平野で行われているバルーンフェスティバルを横目に猛スピードで一路武雄市へ。

やっと到着した武雄市役所では大きな看板が迎えてくれました。



















午前中は市役所にて樋渡市長の講演。
武雄市でレモングラスやいのししなどの商品開発に先頭に立って
取り組んでいらっしゃいます。
その取り組み方や周囲の巻き込み方などお伺いしました。


















市長がキーワードとして挙げたのはつ。
「First」 誰も手掛けていないものを最初に行うこと。似たような成功事例があったとしてもオリジナリティが大事。
「Fast」 とにかくスピード感をもって
「Fun」 いろんな人を巻き込んでとにかく楽しく

失敗もたくさんあるけれど、行政主導でどんどんしかけ
メディアを味方につけて可視化して、多くの人に共感を生んできた
武雄市のパワーの源を見た気がしました。
語り口調もとてもパワフル!!時間があっという間に過ぎました。



さて、お昼は武雄の野菜をふんだんに使った
バイキング!!地元の方が工夫を凝らして作った料理は
素朴だけどとてもおいしかったです。これも一つの農商工連携。



そして、そのあとはレモングラスが栽培されている圃場へ。
山道をぐんぐん上って、バスもぎりぎり通れるような細い道を行き、
最後は歩いて圃場までたどり着きました。
国産にこだわり、遊休地を利用して作られた
レモングラスは品質がとてもいいそうです



































最後は市役所に戻って特産品課の方からの講義。
商品開発や販路拡大のお話、
生産者とのかかわり方
どのようにリーダーシップをとっていったのかなど
現場にかかわってきた方ならではのお話をたくさんうかがいました。
会場で入れていただいたレモングラスティーは
香りも高くとてもおいしかったです。



































帰りは、販路の一つとしても考えられる
高速道路のサービスエリアにも立ち寄ってみました。
サービスエリアに立ち寄るお客さんはわざわざサービスエリアを目指すわけではなく
通りがかりに立ち寄るものです。
そんなターゲットに対してどんな商品がどんなふうに売られているのか
考えながら見ることにもチャレンジしてみました。
そんな視点を持ってモノを見ると、日頃なんとなく見ているものとは違う気付きがあります。

初めての実地研修でしたが
「学習は教室の中だけじゃない、
現場にこそたくさんの学びがある」

再認識した一日でもありました。

ご協力いただいた皆様、受講生のみなさんに感謝です。

来週はまた講義に戻ります。


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